旬めし 3

毎年、寒くなってからの楽しみのひとつに

“生ガキ”がある。

今年も牡蠣の季節が来た~って思うだけでワクワク幸せになるのである。

昨年暮れに食べた牡蠣の中で一番感動したのが

福岡県糸島市の牡蠣!

これが糸島ガキ

食べた瞬間、これまで食べたことのない旨味成分が口の中いっぱいにひろがって、それがまた

濃―――い!その場で踊りたくなるような美味しさだ。

口いっぱいの美味しさが残っているところによく冷えたシャルドネを流し込む。ワーォ!そりゃもう天国である。

何かお出汁かスープのようなものがかかっているものと思って、「何のお出汁ですか?」と聞くと、店主曰く「ワインビネガーをかけただけですよ」ときたもんで、もうびっくり!

 

日本の牡蠣の種類は、大きくわけて4種類に分類されるようだ。

【真ガキ】言わずと知れた日本を代表する品種でブランドも1番多い。

【シカメガキ】元々は熊本県産。種ガキをアメリカに輸入し、いまやアメリカでは高級ブランド。

【スミノエガキ】有明海でしか採れない種苗を養殖。希少性高い“幻のカキ”と言われる。

【岩ガキ】夏が旬の大きな牡蠣。富山県の新湊産は天然物。

と、いうわけで旬めし第3弾の食材は「牡蠣」。

と、いっても実は私、生ガキ以外に蒸した牡蠣や鍋の牡蠣などは全然好きじゃない。

なので、本当の牡蠣好きではなく、じつは「生ガキ好き」なだけのインチキ牡蠣好き。

こんだけ能書き垂れといて本物の牡蠣好きの方ごめんなさい。

でもでも、おうちご飯で火を通しても美味しく食べる方法があった!それが、、、

カンタンな炊き込みご飯に、軽く火を通し特製ダレに付けた牡蠣を乗っけた牡蠣ご飯!

では、その作り方をどうぞ。

 

≪牡蠣≫

生食用の牡蠣 (スーパーで売っているむき身のを1パックぐらい)

すりおろしたショウガ 大さじ1

ゴマ油      大さじ1

オイスターソース 大さじ1

鶏ガラスープの素 小1

 

❶牡蠣以外の調味料すべてをボールに入れよくまぜる。

❷牡蠣を茹でる。(茹で加減はお好みで適当に)

❸湯切りしたら牡蠣が熱いうちに❶に入れて混ぜる。

 

≪炊き込みご飯≫

お米 2合

だし 400CC

酒  大さじ2

塩  小さじ1

薄口しょうゆ 小さじ1

油揚げ 1枚

ショウガ ひとかけ(たくさん入れても美味しい)

香菜 適量

長ネギ 1本(白髪ねぎにし、よく水にさらし、キッチンペーパーできつく絞るとカールがかかって可愛くなる)

 

❶米は洗って30分以上ザルの上にあげておく。

❷油揚げとしょうがはみじん切りにしておく

❸米と出汁、薄口しょうゆ、塩、お酒を入れ、油揚げ、ショウガをのせて炊飯。

 

炊き上がったらよく混ぜ、器にご飯を盛って、その上に味のしみ込んだ牡蠣をのせ、香菜をのせ、

最後に白髪ねぎをのせたら出来上がり!

あっという間にできて、メチャ美味しい。

ショウガの風味と牡蠣ってホント相性がいいと思う。

 

そして・・・

牡蠣を茹でるのではなく、焼いた別バージョンも試してみた。

タレがしみ込んだ状態の牡蠣に小麦粉を軽くまぶし、フライパンに油をひいてカリカリに焼いてみたのも美味しかった。でもやたら油が飛び跳ねてレンジ周りが油まみれになるので、やっぱりそっちはあまりおススメしない。

キッチンが汚れず、洗い物も最小限の”茹で牡蠣”でここは平和にいっときましょ。

※それにしても牡蠣ってけしてフォトジェニックとは言い難い被写体で、あんなに美味しいのに

写真に撮るとなんか微妙だなぁ・・・(笑)